
ANAマイルとJALマイル、どちらを貯めるべきなんだろう…
今回はこういった疑問に答えます。
これからマイルを貯めるのに挑戦をしたいあなたなら、一度は考えたことがあるでしょう。
ANAとJAL、どちらのマイルを貯めるべきなのか。
筆者の場合は空港のカウンターでANAカードを勧められ、そのままANAカードを発行してしまいました。
つまり、気づいたらANAマイラーになっていたのです。



でもANAマイルを選んで後悔はしていないよ!
でも本来は、自分が使う用途や生活スタイルに合わせて、ANAとJALどちらのマイルを貯めるか選択すべきです。
「ANAマイルもJALマイルも両方貯めたい」という考える方もいるかもしれませんが、1つに絞った方が効率良く貯まります。
あなたもこれからマイルを始めるならば、ANAマイルとJALマイルのどちらが自分に合うか見極めましょう。
本記事では以下の3つの観点から比較を行います。
- 提携している航空会社
- マイルの貯まりやすさ
- マイルの有効期限
それでは順番に解説していきます。
- ANAマイルとJALマイル、始めるならどちらにすべきか分かる
提携している航空会社で比較


ANAとJALといえば、日本を代表する2大航空会社です。
どちらも国内線の就航都市についてはあまり差はありませんが、国際線では大きく異なります。
大きな特徴として挙げられるのが「提携航空会社の違い」です。
提携航空会社とは何か、どんなメリットがあるのか、ANAとJALが提携している航空会社を紹介していきます。
提携航空会社とは
世界のほとんどの航空会社は、アライアンス(航空連合)という航空会社のグループに属しています。
代表するアライアンスは「スターアライアンス」「ワンワールド」「スカイチーム」の3つです。
実はANAとJALは同じ日本の航空会社ですが、異なるアライアンスに属していて、以下となっています。
ANA:スターアライアンス
JAL:ワンワールド
ちなみにスカイチームはデルタ航空や、エールフランス、大韓航空などが属していますが、日本の航空会社は一社も属していません。
同じ提携グループに属していると、次のような特徴があります。
- マイルの相互利用ができる
- 上級会員の待遇が提携グループでも適用
順番に解説していきます。
マイルの相互利用ができる
提携航空会社であれば、マイルの相互利用ができます。
例えばANAマイルを利用して、ANA以外のスターアライアンスに属している航空会社の特典航空券を獲得できます。
また、ANA以外の航空会社に乗って、ANAマイルを貯めることも可能。
要するに、提携している会社が多いほどマイルを貯める機会が増え、より多くの国へ行くときにマイルを利用できるのです。
上級会員の待遇が提携グループでも適用
各アライアンスには、上級資格会員という制度があります。
そして、1つのアライアンスで上級会員資格を持っていれば、他の同じアライアンスの航空会社を利用する際も、その特典を利用することができます。
上級資格会員制度は、一度なってしまえば、生涯ずっと有効になるという特徴も。
例えばANAの上級会員では、以下の特典を受け取れます。
- ANAラウンジが利用できる
- 専用のチェックインカウンターが利用できる
- 保安検査場で優先レーンを利用できる
- 預入手荷物がより多く無料で預けられる
中でもANAラウンジは魅力的です。
通常のカードラウンジでは、ドリンクやおつまみ程度しかありませんが、ANAラウンジなら食事やシャワーまであります。
ラウンジに行くことが楽しみになること間違いなしですね。
ANAとJALが提携する航空会社
同じアライアンス(航空連合)に属していると、メリットがあることを解説してきました。
それでは、ANAが属している「スターアライアンス」とJALが属している「ワンワールド」にはどんな会社があるのか、一挙に紹介していきます。
あなたは普段から利用する頻度が高いのはどちらでしょうか。
スターアライアンス加盟会社
スターアライアンスには26社が加盟しています。
- エーゲ航空(ギリシャ)
- エアカナダ
- 中国国際航空
- エアインディア(インド)
- ニュージーランド航空
- 全日空(ANA)
- アシアナ航空(韓国)
- オーストリア航空
- アビアンカ航空(コロンビア)
- ブリュッセル航空(ベルギー)
- コバ航空(パナマ)
- クロアチア航空
- エジプト航空
- エチオピア航空
- エバー航空(台湾)
- LOTポーランド航空
- ルフトハンザ ドイツ航空
- スカンジナビア航空(スウェーデン、デンマーク、ノルウェー)
- シンセン航空(中国)
- シンガポール航空
- 南アフリカ航空
- スイス インターナショナル エアラインズ
- TAPポルトガル航空
- タイ国際航空
- ターキッシュエアラインズ(トルコ)
- ユナイテッド航空(アメリカ)
ワンワールド加盟会社
ワンワールドには13社が加盟しています。
- アメリカン航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ(イギリス)
- キャセイパシフィック(香港)
- フィンエアー(フィンランド)
- イベリア航空(スペイン)
- JAL(日本航空)
- マレーシア航空
- カンタス航空(オーストラリア)
- カタール航空
- ロイヤルエアモロッコ
- ロイヤル・ヨルダン航空
- S7航空(ロシア)
- スリランカ航空
提携航空会社の比較まとめ
ANAとJALでは上級会員制度や、同じ提携航空会社内での特典には大きな差はありません。
でもスターアライアンスに加盟している航空会社は26社、ワンワールドに加盟している航空会社は13社です。
つまり、スターアライアンスとワンワールドでは、加盟会社の数が2倍もの差があることが分かります。
「じゃあスターアライアンスで良いのでは」と思ってしまうかもしれません。
でも、あなたがスターアライアンス加盟会社を利用する予定が無ければ、マイルを貯める意味はありませんね。
あなたが普段利用することが多いのは、どちらのアライアンスでしょうか。
ANAとJALのマイルで迷っているときは、よく利用する提携航空会社で選ぶのがポイントです。
マイルの貯まりやすさで比較


次にマイルの貯まりやすさで比較をしていきます。
先に結果を言ってしまうと、マイルが貯まりやすいのはANAです。
ANAもJALもマイルの貯め方は基本的には同じです。
代表的な貯め方は以下になります。
- 飛行機に乗って貯める
- クレジットカードで貯める
- ポイントサイトで貯める
飛行機に乗って貯まるフライトマイルは、どちらも差がありません。
クレジットカードについては、ANAでは主にANAカード、JALではJALカードを利用します。
ANAカードもJALカードもマイル還元率は同等レベルと言って良いでしょう。
ANAとJALで大きな差がついてしまうのが、ポイントサイトで貯める方法です。
ポイントサイトで貯めたポイントをANAマイルに交換する場合、最大交換比率は75%になります。
それに対してJALの場合はたったの50%。



ポイントサイトでクレジットカード案件等で100,000ポイントを貯めた場合、ANAなら75,000マイル、JALなら50,000マイルと大きな差がついてしまう!
よって、ANAの方がマイルを貯めやすいといえるでしょう。
マイルの有効期限で比較


有効期限はANAもJALも36ヶ月後の月末と決められています。
2020年の8月10日に獲得したマイルは、2023年8月31日に失効します。
ANAマイルの場合、ダイヤモンドサービスメンバーであればマイルの有効期限が実質無期限になります。
実際のところANAのダイヤモンドサービスメンバーは、かなり出張の多いビジネスマンか、旅行家でないとなるのは不可能なため、現実的でありません。
よって、ANAもJALもマイルの有効期限は3年と覚えておきましょう。
ただしANAの場合は、有効期限を延ばす裏ワザが存在します。
有効期限については、ANAの方が優位といえるでしょう。
ANAマイルとJALマイルの比較結果


ここまでANAとJALの比較を「提携会社」、「マイルの貯まりやすさ」、「有効期限」の3つで比較してきました。
結論は以下のようになります。
ANAマイルとJALマイルの選択は、あなたがよく利用する提携航空会社が多い方にするべき。もし、利用頻度が同じぐらいであえば迷わずANAを選択しましょう。
マイルはどれだけ貯めても、使わないと意味がありません。
よって、あなたがよく利用する提携航空会社で選ぶのがベストではないでしょうか。
もし同じぐらいの利用頻度であれば、ANAマイルを貯めましょう。
ANAマイルの方が貯めやすく、ネット上の情報が豊富なため、困った際にも調べればすぐ答えが見つかります。
当ブログでもANAマイルを中心に記事を紹介しています。
網羅的に学べるようなサイトにしていきますので、ANAマイルに興味があれば他の記事も参考にしてください。