
これからANAマイラーになりたいけど、本当に自分でも貯められるのかな?目標設定はどうすれば良いのか知りたい!
今回はこういった要望に応えます。
マイルが貯まりやすいカードを持っていても、思うようにマイルが貯まらず、特典航空券を獲得できずに挫折してしまう方がいます。
途中で諦めてしまう多くの方は、特典航空券を獲得するまでの道のりを描けていないことが多いです。
正直なところ、お金持ちでもない限り、やみくもにマイルを貯めるのは無謀だといえるでしょう。
マイルを始める前にあらかじめ目標設定をして、特典航空券の獲得までの作戦を練るべきです。
なぜマイルに目標設定が必要なのか、また目標設定の仕方を解説していきます。
- なぜマイルに目標設定が大事なのか分かる
- マイルの目標設定の仕方が分かる
なぜマイルに目標設定が必要?


まずはマイルを貯めるにあたって、どうして目標設定が必要なのか解説していきます。
目標設定が必要な理由は以下の通りです。
- マイルには有効期限があるから
- コストがかかるから
- 余ったマイルは交換しても損するから
順番に解説していきます。
マイルには有効期限があるから
マイルには3年の有効期限があります。
つまり、目標設定をせずにダラダラとマイルを貯めていると、気づいたら有効期限が切れてしまい、せっかく貯めた努力も水の泡に。
ANAアメックスカード等は、マイルの有効期限を実質無期限にできますが、コスト面では割高になりがちです。
よって、「いつまでに航空券と交換するか目標を立てることが大事」といえます。
コストがかかるから
あなたがマイルを貯める理由は、「安く飛行機に乗りたいから」ですよね。
しかし航空券を獲得するために、クレジットカードの年会費にコストがかかりすぎてしまっては、本末転倒です。
例えば、ANA VISA ワイドゴールドカードを使って3年間かけてマイルを貯めるとしましょう。
ANA VISA ワイドゴールドカードの年会費は割引後でも税込10,450円。
つまり、3年間カードを持つと10,450円×3年=31,350円かかります。
あなたが欲しいと思っている航空券は、31,350円以上の価値がありますか?



特典航空券は、空港税や燃油サーチャージは別途かかるので注意!
マイルを貯める際には、自分が保有するクレジットカードの年会費を考えつつ、年会費を上回るほどのリターンを得られなければなりません。
よって、「コスト面で損がないか算出」することが大切です。
余ったマイルは交換しても損するから
「目標としていた特典航空券と交換したけど、大量のマイルが余ってしまった…」
マイルが余ってしまっては逆効果です。
マイルには様々な交換方法がありますが、ハッキリとお得といえるのは特典航空券との交換だけ。



ANAマイルを特典航空券以外と交換するのは、もったいない!
よって、目標を定めずにマイルを余らせるのは損。
マイラー活動を引退するときは、素早くカードを切り替えるのがオススメです。
マイルの目標設定の仕方


なぜマイルの目標設定が大事なのか理解できましたか。
続いて、具体的にどのように目標設定すれば良いか解説します。
目標設定は以下の3ステップになります。
- 目的地までの必要マイル数を調べる
- マイルの貯め方を決める
- コストを算出する
それでは順番に解説していきます。
①目的地までの必要マイル数を調べる
まず目標設定をするにあたって、一番大事なことが、「必要マイル数を明確にする」ということです。
マイルを特典航空券と交換する場合、以下の要素で必要なマイル数が決まります。
- 目的地(沖縄、北海道、ハワイ、タイ、アメリカなど)
- 人数(家族4人、夫婦、友達など)
- 時期(ゴールデンウィーク、年末年始、平日など)
- 座席クラス(エコノミークラス、ビジネスクラスなど)
ANAのマイル管理アプリ「ANAマイレージクラブ」には目標マイルを設定する機能があります。
まだダウンロードしてない方は是非入れておきましょう。
「ANAマイレージクラブ」では、目標マイル数に対してどれだけのマイルが貯まっているか、状況を確認することができます。
目標マイルの設定手順は以下になります。
「ANAマイレージクラブ」を起動し、アプリ下のインフォーメーションボタン押して、「ANA INFOMATION」を開きます。
一番下までスクロールして「目的を探す」を選択。


利用したい交換方法を選んで条件を入力します。最後に保存して完了です。(条件:日本⇔ハワイ、人数3名、ハイシーズン)


②マイルの貯め方を決める
必要マイル数を調べたら、次はマイルの貯め方を決めます。
例えば、年末年始に家族3人でハワイにエコノミークラスで行くとしましょう(上記のパターン)。
この場合、計129,000マイルが必要ですね。
マイル還元率1%のクレジットカードで年200万の決済をしても、約6年半かかってしまいます。



マイルの有効期限は3年間だから、これではハワイに行くことは難しい…
例えば2年間で貯めて、残り1年以内で航空券と交換する場合、以下のプランなら可能です。
129,000マイルを2年間で貯めるプラン
(カード決済額:年200万、日本⇔ハワイ、ハイシーズン、エコノミークラス、3名)
手段 | 予定獲得マイル数 | 備考 |
---|---|---|
クレジットカード決済 | 40,000マイル | ANAアメックスカード (マイル還元率1%) |
アメックス入会 キャンペーン | 38,000マイル | ANAアメックスカード入会後、 3ヶ月以内に70万円決済 |
ポイントサイト | 51,000マイル | クレカ発行・ 外食モニター案件 |
合計 | 129,000マイル |
アメックス入会キャンペーンとポイントサイトについては、他の記事で紹介したいと思います。
通常のクレジットカード決済だけでは難しくても、様々な方法を組み合わせれば、2年間で129,000マイルを獲得することができそうですね。
このように、具体的にどういった貯め方をしていくか作戦を練ることが大事です。
③コストを算出する
年会費が高額なクレジットカードを利用しているのに、何年間もマイルを貯めていては、かえって損をしてしまいます。
マイルの貯め方を検討する際には、クレジットカードの費用も必ず計算しておきましょう。
先ほどのプランで費用を算出してみます。
129,000マイルを2年間で貯めるプラン
(カード決済額:年200万、日本⇔ハワイ、ハイシーズン、エコノミークラス、3名)
手段 | 年会費 | 継続年数 | 合計金額 |
---|---|---|---|
ANAアメックスカード | 7,700円 | 2年 | 15,400円 |
マイル移行手数料 | 6,600円 | 2年 | 13,200円 |
カード費用合計 | 14,300円 | 2年 | 28,600円 |
カードの出費が28,600円なら十分合格ラインですね。
空港税や燃油サーチャージを負担しても、ハワイに行くなら余裕で元が取れます。
まとめ


マイルを貯めるのに目標設定が大事だということを解説してきました。
今まで何も考えずにマイルを淡々と貯めていた方は見直すべきです。
マイルの貯まりやすさだけでなく、クレジットカードの年会費を考えつつ、お得なプランを組みましょう。
当ブログではマイルの使い方や貯め方を中心に解説しているので、他の記事も読みつつ、目標設定をしていくことをオススメします。