
コロナの影響でなかなか旅行に行けない中、ANAマイルの有効期限が切れそうで心配。何か有効期限を延ばす方法はないかな?
今回はこういった疑問に答えます。
あなたはコロナウイルスの影響で、ANAマイルを使って行く予定だった旅行を諦めてしまい、マイルの有効期限だけが迫っていませんか。



僕もカンボジアにビジネスクラスの旅に行く予定だったのに、キャンセルをすることに…
マイルの有効期限は3年間と決められています。
よって、コロナウイルスが終息するまで待っていては、マイルの有効期限が切れて消失する可能性も。
でも、あなたはせっかく貯めてきたマイルを、何とか有効活用したいと考えていることでしょう。
そこで本記事では、無理にマイルを使用せずに延長させる裏ワザと、今後マイルの有効期限に捉われないで済むテクニックを解説していきます。
- いま持っているANAマイルの有効期限を延ばす方法が分かる
- これからANAマイルを実質無期限で貯める方法が分かる
マイルを最長5年間延長させる裏ワザ「メトロ返し」


マイルの有効期限は3年間ですが、最長で5年間延長させる裏ワザがあります。
その名も「メトロ返し」といいます。
メトロ返しとは、ANAマイルとメトロポイントを相互に交換する方法のことをいいます。
メトロポイントとは、東京メトロが提供するTo Me CARD会員専用のポイントサービスのことです。
交換の手順は以下の通り。


例えばANAの10,000マイルをメトロポイントの交換します。
すると、10,000メトロポイントに2年間の有効期限が付与されます。
好きなタイミングで10,000メトロポイントを、交換率90%の9,000マイルで元に戻します。
すると、交換で獲得した9,000マイルは新たに3年間の有効期限が付与されます。
要するにメトロ返しを利用すれば、10%のマイルをコストに、最長5年間の有効期限を延長することができます。
さらに繰り返せば、なんと10年以上の延長も可能に。
一旦マイルを他のポイントに交換して元に戻す方法は、楽天ポイントやTポイントでも可能です。
しかし、楽天ポイントやTポイントをANAマイルに交換する際、50%の交換率に落ちてしまいます。



返しワザの中で、最も交換率が高いのがメトロポイントだよ!
ただし、ANAマイルをメトロポイントに交換するには、以下の条件を満たしている必要があります。
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)を持っていること
現在、ソラチカカードに該当するクレジットカードは以下の2種類です。
- ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカ一般カード)
- ANA To Me CARD PASMO JCB GOLD(ソラチカゴールドカード)




メインの決済用カードとして使わないのであれば、年会費2,000円の一般カードで十分。
ソラチカ一般カードでも、毎年継続ボーナスマイルとして1,000マイルが貰えるので、年会費は実質無料と言っても良いかもしれません。
メトロ返しでマイルの有効期限を延ばしたい方は、必ず事前にソラチカカードを発行しておきましょう。
マイルの有効期限を実質無期限にするクレジットカード


ここまで、「いま貯まっているマイルの有効期限を延ばす方法」を紹介してきました。
これから紹介するのは、「これからマイルを実質無期限で貯める方法」です。



マイルが貯まる多くのクレジットカードは、有効期限に縛られがち!
でも、実はマイルの有効期限が実質無期限のクレジットカードが世の中には存在します。
今回紹介するのはアメックス系カードです。
アメックス系カードであれば、アメックスポイントとして無期限で貯められ、必要なときにANAマイルに1ポイント=1マイルで交換することができます。
そんなアメックス系のカードのオススメを2つ紹介します。
- SPGアメックスカード
- ANAアメックスカード
SPGアメックスカード


はじめに紹介するのはSPGアメックスカード(スターウッド プリファードゲスト アメリカン・エキスプレス・カード)です。
なんとSPGアメックスカードの年会費は34,100円(税込)。
「本気でオススメしているのか?」と疑いたくなるような年会費ですよね。
でも高額な年会費を上回る特典があります。
- SPG・マリオットグループのホテルに年に1回、無料宿泊ができる
- ポイントの有効期限が実質無期限
- マイルの還元率は最大1.25%
- 持っているだけでSPG・マリオットグループの上級会員になれる
特典は色々ありますが、本記事で注目するのはポイントの有効期限が実質無期限であることです。
SPGアメックスカードのポイントの有効期限は、最後にポイントを獲得してから1年間。
要するに、1年に1回だけでも利用すれば1年間延びるので、実質無期限といえるでしょう。
ポイントはクレジットカードの利用で「100円につき3ポイント」貰えます。
そして「3ポイント=1マイル」の交換率でANAマイルに交換できます。
よって、SPGアメックスカードのマイル還元率は1%。
しかも60,000ポイントごとの交換であれば、マイル還元率1.25%の比率で交換できます。



じっくりとポイントを貯めて、ここぞというタイミングでANAマイルに交換するべし!
年会費は高額であるものの、年1回の無料宿泊で元が取れますし、マイルの有効期限を実質無期限にできるメリットは大きいです。
ANAアメックスカード


次に紹介するのは、ANAアメックスカードです。
ANAアメックスカードの年会費は7,700円(税込)です。※注意点は後述
SPGアメックスと比べるとリーズナブルな価格ですよね。
ANAアメックスカードの主な特典は以下になります。
- ポイントの有効期限が実質無期限
- 同伴者1名まで無料で利用できる空港ラウンジ
- 大量のマイルが獲得できる入会キャンペーン
ANAアメックスカードもマイルの有効期限を実質無期限にできます。
ただし、ANAマイルに交換するために「ポイント移行コース」への加入が必須で、移行手数料が年間6,600円。
つまり、カード年会費と合わせて14,300円(税込)かかってしまいます。
カードの年会費に対するお得度は、SPGアメックスに劣ってしまいますが、ANAアメックスなら強力な入会キャンペーンでカバーできますよ。
ANAアメックスカードでは、「カード利用額に応じてマイルをプレゼント」の入会キャンペーンが、定期的に行われています。
筆者の数年間、入会キャンペーンを見てきていますが、だいたい「3ヶ月以内に50万円以上のカード利用で40,000マイルプレゼント」という内容が多い印象。



2018年に大型の旅行費用をアメックスカードで決済して、約40,000マイルをゲットしたよ!
一撃でハワイに行けるほどのマイルが貯まるので、キャンペーン狙いで発行するのもアリでしょう。
マイル還元率も1%と悪くないので、SPGアメックスと同様、じっくりとマイルを貯めたい方にオススメです。
まとめ


ANAマイルの有効期限をできるだけ延ばす方法を解説してきました。
コロナ渦で旅行に行けず、マイルの有効期限が失効してしまいそうな方は、ぜひソラチカカードを発行して「メトロ返し」を試してみてはいかがでしょうか。
また、旅行に行けないトラブルが起きた際にも安心な、「有効期限が実質無期限なクレジットカード」の発行を検討してみては。
マイルをじっくり貯めて、憧れの旅へ一歩近づけるよう頑張っていきましょう。