
アイスランドで使える、おすすめのクレジットカードを教えてほしい!
今回はこういった要望に応えます。
海外で必要なお金をあらかじめ計算して、事前に現金を両替するのって面倒ですよね。
そこで便利なのがクレジットカード。
アイスランドではクレジットカードは必携ともいえるアイテムです。
どうしてアイスランドではクレジットカードが必要なのか、どのカードがおすすめなのか解説していきます。


アイスランド旅行でクレジットカードが必要な理由


アイスランドでクレジットカードが必要な理由を解説していきます。
主な理由は以下の通り。
- アイスランドはキャッシュレス先進国だから
- アイスランドはチップが不要な国だから
- アイスランドは両替できる場所が少ないから
- 免税手続きでクレジットカードを登録できるから
- 現金よりも手数料が安いから
- 海外旅行保険が付帯されるから
アイスランドはキャッシュレス先進国だから


アイスランドは日本よりも遥かにキャッシュレスが普及している国の一つです。
基本的に現金は不要で、ほぼ全ての場所でクレジットカードが利用できます。
ただし、主に使えるブランドはVISAとMastercardの2種類。
日本で広く普及しているアメックスやJCBは、使える場所が少ないので、必ずVISAかMastercardを用意しましょう。
アイスランドはチップが不要な国だから
アイスランドはチップの習慣がありません。
なのでタクシーを利用しても、何かサービスを受けても、クレジットカードの支払いだけで済みます。
「現金ではなくカード払いだから5%増しの料金で」
なんてことは無く、現金でもカードでも手数料負担はゼロです。
たとえコンビニで少額のお菓子を買うだけの場合でも、クレジットカードを使うことを遠慮しないように。


アイスランドは両替できる場所が少ないから
アイスランドは両替できる場所が非常に少ないです。
他の国ではよく見かける「両替所」が無いので、銀行やホテルなど限られた場所でした両替できません。
なので、郊外に出かけた際に現金を切らしたら本当に大変。
クレジットカードなら利用上限額に注意するだけですね。
免税手続きでクレジットカードを登録できるから
アイスランドにはTAX FREE(タックスフリー)といって、免税対象額を超える買い物をすると、一部の金額が返金される制度があります。
買い物で支払いをする際にTAX FREEを申し出ることで、申請書類を受け取り、後ほど必要事項を記入して空港で提出します。
返金の際にお金の受取方法を選択できるのですが、その時にクレジットカードを登録できます。
申請すれば、数か月後のクレジットカードの利用明細で差し引かれる仕組みです。
現金よりも手数料が安いから
海外でクレジットカードを利用した場合、日本円との交換事務手数料として、1.63%を取られます。(エポスカードの場合)
もし、日本円をアイスランドクローナに現金で交換した場合は、1.63%を遥かに上回る手数料がかかることに。
クレジットカードでの支払いなら、数%のポイントがつくので現金に比べて大きく差がつくことでしょう。
海外旅行保険が付帯されるから


海外旅行に行くときは、旅行保険に入りますよね。
多くのクレジットカードの場合、海外旅行保険が付帯されているので、保険料も安く抑えることが可能。
旅行代金を支払ったときに付帯される利用付帯と、何も支払わなくても付帯される自動付帯の2種類があります。



自動付帯のクレジットカードは持っているだけでお得!
クレジットカードを選ぶポイント


アイスランド用のクレジットカードを選ぶポイントは以下の通り。
- VISAもしくはMastercard
- 海外旅行保険が手厚い
- ポイント還元率が高い(マイルが貯まるとさらに良し)
それでは順番に解説していきます。
VISAもしくはMastercard
アイスランドで広く使われているブランドはVISAとMastercardです。
他にもJCBやアメックスなどがありますが、VISAとMastercardのカバー率に比べると遠く及びません。
VISAとMastercardをそれぞれ1枚以上持っていれば、支払いで困るケースはほとんど無いでしょう。
海外旅行保険が手厚い
海外旅行保険はできるだけ手厚い方が良いでしょう。
日本に比べると、海外での医療費はかなり高額になります。
特にアイスランドは物価が非常に高いので、万が一の場合に備えて、十分な保険を準備しておきたいところ。
クレジットカードの年会費と照らし合わせて、コスパの良いカードを選択しましょう。
ポイント還元率が高い(マイルが貯まるとさらに良し)
クレジットカードなら、決済額の約0.5~1%のポイントを貯めることができます。
だから現金で支払うよりもずっとお得。


さらにアイスランドへ行く際には飛行機の長距離路線に乗るので、マイルを爆発的に貯めるチャンス。
マイルを貯めないと数千円は損してしまうので、アイスランドへの旅行をきっかけにマイルを貯めるのも良いでしょう。
ただし、アイスランド航空では搭乗マイルを貯められないので注意。
アイスランド旅行でおすすめのクレジットカード【4選】


いよいよアイスランド旅行でおすすめのカードを紹介していきます。
筆者がおすすめするのは以下の4枚。
- すべての人におすすめ:エポスカード
- スカンジナビア航空を利用する人:ANAワイドゴールドカード
- マイル貯めたいけど年会費安め:ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- フィンランド航空を利用する人:JALカード TOKYU POINT ClubQ
アイスランドへ行くときは長距離路線なので、マイルが貯まるカードを中心にチョイスしました。
順番に解説していきます。
エポスカード


まず万人におすすめするのがエポスカード。
エポスカードのスペックは以下の通りです。
国際ブランド | VISA |
入会・年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5%(200円=1ポイント) |
入会特典 | 2,000円分のポイントプレゼント |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
ポイント還元率は低めですが、魅力的なのは海外旅行保険が自動付帯であること。
旅行代金をエポスカードで決済しなくても、自動で保険が適用されるのです。
次に海外旅行保険の中身を見ていきましょう。
傷害死亡・後遺障害 | 最大500万円 |
傷害治療費用 | 200万円 |
疫病治療費用 | 270万円 |
賠償責任(免責なし) | 2,000万円 |
救援者費用 | 100万円 |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円 |
無料カードかつ自動付帯なので、十分とはいえないですね。
他のカードで補完するのが良いでしょう。
とはいえ、今なら2,000円分のポイントがもらえますし、年会費も無料なので、今のうちに発行しておかないと損ですね。
ANAワイドゴールドカード


アイスランドへ行くときに、スカンジナビア航空を利用する人に薦めたいのがANAワイドゴールドカード。
ANAワイドゴールドカードがあれば、スカンジナビア航空を利用した際にマイルを貯めることができます。
>>スカンジナビア航空でマイルを貯める方法【ANAマイルも貯まる】
スペックは以下の通りです。
国際ブランド | VISA,Mastercard |
年会費 | 15,400円 |
ポイント還元率 | 1%(200円=2マイル) |
入会特典 | 2,000マイル |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
空港ラウンジ | 利用可 |
その他特典 | ビジネスチェックインカウンター利用可 |
年会費は15,400円と高めですが、マイルがとても貯まりやすいカード。
年会費については、入会キャンペーンを利用すれば余裕で回収できるので、初期コストは意外にも低め。
海外旅行保険は自動付帯で、以下のようになっています。
傷害死亡・後遺障害 | 5,000万円 |
傷害治療費用 | 150万円 |
疫病治療費用 | 150万円 |
賠償責任(免責なし) | 2,000万円 |
救援者費用 | 100万円 |
携行品損害 | 50万円 |
ゴールドカードなだけあって、補償額はエポスカードよりも強力ですね。
当サイトではANA VISAワイドゴールドカードをお得に発行する方法を詳しく解説しているので、下記の記事も参考にしてください。
>>ANA VISAワイドゴールドの内容とお得な発行方法を紹介
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード


スカンジナビア航空を利用するけど、先に紹介したANAワイドゴールドカードの年会費が払えない人は、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMOがおすすめ。
まずはスペックを見ていきましょう。
国際ブランド | Mastercard |
年会費 | 2,200円 |
ポイント還元率 | 0.5%~1%(200円=1~2マイル) |
入会特典 | 1,000マイル |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
10マイルコース登録 | 6,600円/年 |
何といっても年会費が2,200円と安いですね。
ポイント還元率は、10マイルコースに登録すれば1%に上昇させることができます。
海外旅行保険について見ていきましょう。
傷害死亡 | 1,000万円 |
後遺障害 | 40~1,000万円 |
傷害治療費用 | – |
疫病治療費用 | – |
賠償責任(免責なし) | – |
救援者費用 | 100万円 |
携行品損害 | – |



これじゃ全然物足りない…
正直にいって、海外旅行保険はおまけ程度ですね。
他の保険で補完が必要だといえます。
ただし、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMOは、飛行機に乗らずにANAマイルを貯める「陸マイラー」に超人気のカード。
「TOKYUルート」というテクニックを利用すれば、日常生活でマイルを爆発的に貯めることができます。
>>ANA TOKYUカードのメリットは?お得に発行する方法教えます
JALカード TOKYU POINT ClubQ


フィンランド航空を利用する人におすすめなのが、JALカード TOKYU POINT ClubQ。
スペックは以下の通りです。
国際ブランド | VISA,Mastercard |
年会費 | 2,200円 |
入会費 | 1年目無料 |
ポイント還元率 | 0.5%~1%(200円=1~2マイル) |
海外旅行保険 | 自動付帯 |
ショッピングマイル・プレミアム | 3,300円/年 |
比較的手頃な価格でマイルを貯めることができますね。
ショッピングマイル・プレミアムに登録すれば、ポイント還元率を1%上昇させられます。
海外旅行保険の内容は以下の通り。
傷害死亡 | 1,000万円 |
後遺障害 | 40~1,000万円 |
傷害治療費用 | – |
疫病治療費用 | – |
賠償責任(免責なし) | – |
救援者費用 | 100万円 |
携行品損害 | – |
残念ながら、他の保険で補完する必要があります。
JALマイルとANAマイルの違いについて詳しくは、他の記事も参考にしてください。
>>ANAマイルとJALマイル、始めるならどちらにすべき?【比較】
クレジットカード利用の注意点


最後にクレジットカードの注意点について解説していきます。
主な注意点は以下の通り。
- PINコードは覚えよう
- カードの裏はサインしておこう
- 体験型ツアーに参加なら保険に注意
- 利用限度額に注意
- キャッシングは多用しないこと
PINコードは覚えよう
アイスランドをはじめ、多くのヨーロッパでは、カード支払い時に4ケタのPINの入力を求められます。
カード発行時に登録するPINコードは、必ず忘れないようにしましょう。
カードの裏はサインしておこう
クレジットカードを持つなら当たり前ですが、カードの裏面にはサインが必要です。
ローマ字でも漢字でも良いですが、漢字のほうがマネされにくいのでおすすめ。
支払い時にボールペンでサインを求められたときは、クレジットカードの裏面と同じように記入しましょう。
体験型ツアーに参加なら保険に注意
氷河トレッキングやシュノーケリングなど、一部のリスクを伴うアクティビティを行う場合、クレジットカードの保険の適用外になる場合があります。
事前に保険の規約は確認しておきましょう。
利用限度額に注意
クレジットカードは支払い額を気にせず多用しがちですが、利用上限額には要注意。
特に学生の場合は、クレジットカードの利用限度額が20~30万円ぐらいなので、不足になりがちです。
一時的にカード会社に連絡をして利用限度額を上げるか、クレジットカードを2枚以上持つようにしましょう。



クレジットカードは2枚持ちがおすすめ! もし片方が使えなくなっても安心!
キャッシングは多用しないこと
クレジットカードは、ATMから現金を借りる「キャッシング」というサービスを利用できます。
銀行で現金に両替するよりも、キャッシングの方がお得な場合も。
ただしキャッシングを行った場合は、後で必ず返済が必要です。


残高が不足して返済ができないと、自分の信用情報に傷がつく恐れもあります。
アイスランドでは現金が必要な場面は限られているので、なるべくクレジットカード払いをしましょう。
まとめ


アイスランドでクレジットカードが必要な理由と、おすすめカードを紹介してきました。
ほぼ全ての場所でクレジットカードが使えるので、必ず1~2枚は持っていきたいところ。
- すべての人におすすめ:エポスカード
- スカンジナビア航空を利用する人:ANAワイドゴールドカード
- マイル貯めたいけど年会費安め:ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- フィンランド航空を利用する人:JALカード TOKYU POINT ClubQ
どれを発行するか迷ってしまいそうですが、1枚目はエポスカードを選択すれば間違いありません。
アイスランドは日本から遠く離れた国で、マイルを一気に貯めるチャンスでもあるため、この機会にマイルに挑戦してみてはいかがでしょうか。