
年末年始にアイスランドに行こうと思っているけど、
どうやって過ごせばいいのかな?
今回はこういった疑問に答えます。
冬の日照時間は非常に短いことで知られるアイスランド。
2021年1月1日の日の出は11:20、日の入は3:19と、たったの4時間程度しか太陽が出ていません。
「そんな昼間が短いのに観光を楽しめるの?」と、思ってしまいますよね。



でも大丈夫!2年連続で年末年始のアイスランドを満喫したことがあるよ(笑)
アイスランドの年末年始は、花火にオーロラ、氷の洞窟など、楽しむ方法は盛りだくさん。
ただし、年末年始ならではの注意点もあります。
今回は、そんな年末年始のアイスランドでの過ごし方を紹介していきます。


- アイスランドでの年末年始の過ごし方が分かる
- 年越しの花火がどんな雰囲気か分かる
- 年末年始のアイスランドの注意点が分かる
アイスランドの年末年始といえば花火


あなたはアイスランドの年末年始は、花火が有名なことを知っていますか?
世界の年越しの花火といえば、ニューヨークやロンドンをイメージする方が多いことでしょう。
でも、アイスランドだって盛大に盛り上がるんです。
毎年12月31日の夜には首都レイキャビクの街中から、無数の打ち上げ花火が上がります。



もはや戦場と言っても良いぐらいの爆竹が鳴り響く!
アイスランドの花火はどういったものなのか、深く掘り下げていきましょう。
- 花火は一般市民が打ち上げている
- 花火を見る時間帯は23:00〜24:30がおすすめ
- ハットルグリムス教会前がクレイジー
花火は一般市民が打ち上げている
日本では、打ち上げ花火といえば花火師さんが上げますよね。
でも、アイスランドの年末年始は違います。打ち上げているのは、なんと一般市民。



首都のど真ん中で一般市民が打ち上げ花火をガンガン上げてるよ!
日本の東京で打ち上げ花火なんて上げたらソッコー捕まりますよね(笑)
アイスランドの首都レイキャビクも、普段は禁止されているのですが、年末年始だけ許可されています。
なので、年末年始にアイスランドに行けば、日本では経験できない貴重な思い出を作ることができるのです。
花火を見る時間帯は23:00〜24:30がおすすめ
花火を見る時間帯はいつが良いのか。
せっかく花火を見るなら、一番盛り上がっているときに見たいですよね。
レイキャビクの場合、街中で花火が上がり、盛り上がりを見せるのは23:00~24:30頃。
特に23:30からだんだん激しくなり、年越しを迎える24:00ごろは最高潮に達します。



寝ていても飛び起きるぐらい、とんでもない数の花火の音が聞こえるよ!
ハットルグリムス教会前が一番盛り上がる
レイキャビク市内で見る場合、どこで見るのが一番良いのか。
やはり人が一番集まる街のシンボル、ハットルグリムス教会が一番の盛り上がりを見せます。
教会の前から撮った写真が以下になります。







教会前が人で埋め尽くされている!
これだけの人が集まっているのに、超至近距離で次々と花火が上げられます。
ただただクレイジー(笑)。どうかしてますよね。
花火に近寄ると危険なので、周りに打ち上げそうな人がいたら、距離を置きましょう。
ハットルグリムス教会以外だと、チョルトニン湖もおすすめです。
オーロラをゆっくり鑑賞する


冬のアイスランドは冒頭で述べたように、日が短く夜が非常に長いです。
夜が長い方がオーロラ鑑賞する時間も長く取れるので、よりゆっくりと見ることができます。



オーロラ鑑賞ツアーに参加しなくても大丈夫!
アイスランドは、遠くて暗い場所へ出かけなくても、レイキャビク市内からも十分に見れます。
海沿いのあたりを散歩しながら、のんびりとオーロラを鑑賞すると良いでしょう。
ツアーで氷の洞窟へ行く


アイスランドの奇跡の絶景とも知られる場所が、ヴァトナヨークトル氷河の氷の洞窟。
ヴァトナヨークトル氷河の洞窟は、英語でアイスケーブと呼ばれます。
その神秘的で青く美しい姿から「スーパーブルー」との名も。
そんな氷の洞窟は10月中旬から3月の間までツアーが催行されています。
つまり、年末年始にアイスランドに行くなら、氷の洞窟はピッタリなのです。
氷の洞窟が青く見える理由
氷って普通は透明に見えますよね。
でも、ヴァトナヨークトル氷河の洞窟は不思議と青く見えます。
もちろん、人口的に青い光を当てているわけではありません(笑)
実はヴァトナヨークトル氷河の洞窟は、長年降り積もった雪が押し固められてできていて、非常に純度の高い氷となっています。
そんな純度の高い氷は、太陽の光の青色のみを透過するので、氷が青く見えるようになっています。





近くで見るとツルツルな氷で透明感が凄いよ!
氷の洞窟に行くにはどうすれば良い?
氷の洞窟は、いつも同じ場所が洞窟になっているわけではありません。
毎年のように、洞窟ができる場所も大きさも異なっていて、天井が崩れそうな危険な場所もあります。
なので、専門のプロが案内するツアーに参加しなければなりません。


筆者は1泊2日ホテル付のツアーに参加して、南海岸やヨークルスアゥルロゥン氷河湖などをぐるっと観光しました。
氷の洞窟だけでなく、スコーガフォスやセリャラントスフォスといった、アイスランドを代表する滝も連れて行ってくれるので、1泊2日以上のツアーに参加すると良いでしょう。
>>Guide to Iceland – 「冬季バスツアー2日間 | 氷の洞窟と氷河湖-南海岸(ホテル泊)」
持ち物と服装
氷の洞窟へ行くために必要な持ち物と服装は以下になります。
- 暖かいアウター(防水・撥水機能あり)
- ハイキングシューズ(深い雪の中を歩きます)
- 耳を隠せるような帽子(風が強く耳が痛くなります)
- 手袋(防水・撥水機能あり)
- カメラ・三脚(洞窟内では三脚必須)
- 懐中電灯(洞窟の中は暗い)
アイスランドは非常に風が強く(台風並)、肌の一部が露出していると、痛いほど冷えてきます。
しっかりと肌を覆えるような服装で臨みましょう。
アイスランドのブランド「66NORTH」や「ICEWEAR」で揃えれば間違いなし。
また、カメラを持っていく場合は、バッテリーに注意しなければなりません。
カメラの中に挿しっぱなしにしていると、いざ使いたいときにバッテリーが冷えすぎて電源が入らないことも。



氷の洞窟とオーロラの撮影でやらかした経験アリ!(泣)
バッテリーはポケットの中に入れて、十分に温めておくようにしましょう。
レイキャビクの冬限定の穴場スポットへ行く


実はレイキャビクにも、冬にしか楽しめないスポットがあります。
- 凍ってスケートリンク場になったチョルトニン湖
- ハットルグリムス教会の朝夜景
凍ってスケートリンク場になったチョルトニン湖では、多くの人で賑わっています。
先ほど紹介した花火も、チョルトニン湖からも打ち上げられていますよ。


また、朝の11時まで太陽が昇らないアイスランドでは、朝の暗いうちからハットルグリムス教会の営業が開始されます。
レイキャビクの夜景を一望できるのは、夏には経験できない貴重な体験になります。


詳しくは別記事で書いていますので、そちらをご覧ください。
アイスランドの年末年始の注意点


年末年始といえば、日本ではお正月休みですよね。
アイスランドでも、いくつか注意点があります。
- お店の営業時間が短い・閉まっているお店が多い
- 現地ツアーが不催行になっていることが多い
- レンタカーの運転は危険
順番に解説していきます。
お店の営業時間が短い・閉まっているお店が多い
年末年始のアイスランドは、お店の営業時間が短かったり、閉まっていることが多いです。
特に1月1日の午前中は、自宅で過ごす家庭が多いのか、多くのお店は閉まっています。
また、多くのお店は閉まっているのに外国からの観光客は多く、飲食店はどこも混雑しがち。
特に夕飯のお店選びはむずかしいので、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。
現地ツアーが不催行になっていることが多い
現地ツアーは不催行になっている場合があります。
お目当ての観光スポットがあるなら、事前に現地ツアーが開催されているか確認してからホテル等を予約しましょう。
また、アイスランドは天気の都合により、突然ツアーが中止になるケースも少なくありません。



天気とツアー会社の催行状況は確認するように!
万が一ツアーが中止になった場合の過ごし方も、検討しておくと良いでしょう。
レンタカーの運転は危険
年末年始にレンタカーを借りて、自分で運転したい方もいると思います。
でも、冬のアイスランドを甘く見てはいけません。


あなたは道路も辺りも一面真っ白な世界で、道の両端のポールだけを頼りに運転できますか?



油断すると、あっという間に事故につながる世界!
しかも、アイスランドは1日で四季の全てを体験できると言われるほど、天候の変化が激しいです。
大雪が降っていると思ったら、15分後に晴天で満天の星空が見えるなんてことも、よくあります。
とにかく天気予報が当てにならない国なので、冬の運転は避けた方が無難でしょう。
年末年始のアイスランドを存分に楽しもう


年末年始のアイスランドは見どころがたくさん。
年越しの花火と氷の洞窟は絶対押さえておきたいですね。
日本と同様、年末年始は閉まっているお店が多く、ツアーも不催行な場合が多いので、事前に営業しているか確認するのが大事。
夏には体験できない魅力を、冬のアイスランドで存分に味わってみてはいかがでしょうか。