
今度、スカンジナビア航空に乗る予定だけど、せっかくだからマイルについて教えてほしいな!マイルってどんな制度なの?
今回はこういった疑問に答えます。
これからスカンジナビア航空を利用しようと考えているあなた。
この記事を見ているということは、スカンジナビア航空に搭乗して、マイルが貯められないか気になっていることでしょう。
結論から言うと、スカンジナビア航空の搭乗でマイルを貯めることはできます。
それでは具体的に、どうやってマイルを貯めれば良いのか。
オススメの貯め方は何なのか解説していきます。
- スカンジナビア航空はどんな会社か分かる
- スカンジナビア航空のマイル「ユーロボーナス(EuroBonus)」が分かる
- スカンジナビア航空に搭乗してマイルを貯める、オススメの方法が分かる
スカンジナビア航空とは


まずは、スカンジナビア航空の概要について解説していきます。
- スカンジナビア航空ってどんな会社?
- 主な就航都市
- サービス内容
以上、3つの項目についてそれぞれ紹介します。
スカンジナビア航空ってどんな会社?
スカンジナビア航空はスウェーデン、デンマーク、ノルウェーの3カ国が共同で運航する航空会社です。
北欧かつスターアライアンス加盟会社としては、日本と唯一結ばれています。



スターアライアンス加盟会社ということを覚えておこう!
本社はスウェーデンのストックホルムとなっています。
日本については羽田-コペンハーゲン間で運航を行っていて、所要時間は11時間20分程度。
日本とノルウェー・スウェーデン間は残念ながら、就航がありません。
スカンジナビア航空の主な就航都市
主な就航都市は100を超えますが、その一部を紹介します。
- ストックホルム(スウェーデン)
- コペンハーゲン(デンマーク)
- ノルウェー(オスロ)
- ヘルシンキ(フィンランド)
- レイキャビク(アイスランド)
- フランクフルト(ドイツ)
- アムステルダム(オランダ)
- ロンドン(イギリス)
- パリ(フランス)
- ニューヨーク(アメリカ)
- 北京(中国)
- 香港
- 東京(日本)
ヨーロッパには数多く就航しているものの、他の地域は少なめといったところです。
スカンジナビア航空のサービス内容
ビジネスクラスの「SAS Business」、プレミアムエコノミークラスの「SAS Plus」、エコノミークラスの「SAS Go」の3つのクラスがあります。
機内のドリンクについてはコーヒー・紅茶が無料です。
Wi-Fiも完備されていますが、エコノミークラスであるSAS Go利用客は有料となっています。



ビジネスクラスとプレミアムエコノミークラスなら無料で利用できるよ!
注意点としては、アジアとアメリカの発着便のWi-Fiは速度が遅く、動画などのストリーミングは厳しいことです。
筆者は2018年初頭に搭乗しましたが、機内のエンターテイメントはモニターがあるものの、吹き替え版の映画は少なかった印象でした。
スカンジナビア航空で貯まるマイル「ユーロボーナス」


いよいよ本題に入ります。
スカンジナビア航空で貯まるマイルのことを「ユーロボーナス(EuroBonus)」といいます。
ユーロボーナスについて、以下の3つを解説していきます。
- ユーロボーナスの特徴
- ユーロボーナスの使い方
- ユーロボーナスの貯め方
ユーロボーナスの特徴
ユーロボーナスには、ベーシック、シルバー、ゴールド、ダイヤモンドの4つの会員レベルがあって、最初はベーシックからスタートします。
12ヶ月間の旅行回数によって、次の会員レベルに到達し、より多くの特典ももらえるようになります。
ユーロボーナスのマイルの有効期限は、マイルを獲得してから4年間。



有効期限が無期限ではないので注意!
年会費は無料です。
家族や友達と一緒にグループ登録する、「ポイントシェアリング(POINT SHARING)」の制度を利用すれば、最大7名まで共有アカウントとしてマイルを貯めることができます。
家族みんなで登録すれば、効率よくマイルを貯めることができるでしょう。
ユーロボーナスの使い方
ユーロボーナスの主な使い方は以下になります。
- 特典航空券との交換
- 座席のアップグレード
- 提携ホテルでの利用
- オンラインショッピング
- 空港ラウンジの利用
特典航空券との交換
あなたが一番気になっているであろう、特典航空券との交換について説明します。
ユーロボーナスを利用すれば、スカンジナビア航空の特典航空券はもちろん、スターアライアンス加盟会社の航空券も獲得できます。
スターアライアンス加盟会社も含めれば、アクセス可能な国は193ヵ国、1,300を超える地域に行くことができます。



同じスターアライアンス加盟会社である、ANAの国内線・国際線にも乗れる!
特典航空券を利用すれば、予約変更やキャンセルは往路の出発の24時間前まで可能。
よって、エクスペディアなどの格安航空券と比べて、変更がしやすいのが嬉しい点ですね。
注意点としては、空港のサービス料や税金は別途発生してしまうことです。
必要なポイント数は、コペンハーゲン-羽田間のエコノミークラスで往復60,000ポイント、ANA国内線なら25,000ポイントとなっています。
座席のアップグレード
エコノミークラスやプレミアムエコノミークラスを予約した場合、ユーロボーナスを利用して上のクラスへアップグレードできます。
日本-コペンハーゲン間で、エコノミークラスからビジネスクラスにアップグレードする場合は50,000ポイントです。
後からアップグレードするなら、始めから特典航空券を獲得した方がお得といえるでしょう。
提携ホテル・オンラインショッピング・空港ラウンジ
残念ながら提携ホテル・オンラインショッピング・空港ラウンジなどは、北欧諸国での利用がメインで、日本ではほとんど対象外といったところです。
日本で利用できるとしたら、ベストウェスタンホテルぐらいでしょうか。
ベストウェスタンホテルは1泊18,000ポイントから利用できますが、日本では10,000円を切る価格で予約できるので、あえてホテルに利用する価値は低いです。
旅先で提携ホテルや空港ラウンジを利用する際には、ユーロボーナスを使ってみると良いかもしれません。
ユーロボーナスの貯め方
ユーロボーナスを貯める主な方法は以下になります。
- 飛行機のフライト
- クレジットカードの利用
- ホテルの利用
- レンタカーの利用
飛行機のフライト
ユーロボーナスは、飛行機のフライトで貯めることができます。
スカンジナビア航空以外にも、スターアライアンス加盟会社の飛行機に搭乗しても貯めることができます。
コペンハーゲン-東京間では、座席にもよりますが、エコノミークラスで片道で大体2,400ポイントが獲得可能。
ゴールド、ダイアモンド会員であれば、さらに25%増のポイントが獲得できます。



東京-コペンハーゲン間を21回も乗って、ようやく1往復分の特典航空券に到達…
残念ながら飛行機のフライトだけでは、特典航空券との交換までの道のりは遠いでしょう。
クレジットカードの利用
ユーロボーナスはクレジットカードの利用で貯めることができます。
しかし、スカンジナビア航空から発行されているクレジットカードは、スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・フィンランドに在住者しか手に入れることができません。
日本在住の場合は、以下のアメックスカードを利用しましょう。
- アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード
- アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミアム・カード
- アメリカン・エキスプレス・カード
- アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
1枚オススメするとしたら、アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードです。
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードは、年会費11,000円(税込)でポイントの有効期限は無期限、マイル還元率は1%です。



ポイントの有効期限が無期限なのが大きなメリット!
スカンジナビア航空だけではなく、ANAを含めた15社の提携航空会社のマイルに交換することができます。
「スカイ・トラベラー」の名前の通り、飛行機の旅行に特化したクレジットカードなので、ユーロボーナスを貯めていくのに適しているでしょう。
ホテル・レンタカーの利用
ホテル・レンタカーの利用でもユーロボーナスを貯めることはできますが、日本で日常的に利用できる場所はほとんどありません。
北欧に在住の方であれば活用すると良いでしょう。
ユーロボーナスまとめ
ユーロボーナスは年会費無料で始められますが、日本在住者の場合はメリットが薄いといえるでしょう。
主なポイントの獲得や利用地域は北欧諸国になっているからです。
また、飛行機のフライトで貯まるポイント数は少なく、スカンジナビア航空が発行しているクレジットカードは利用できないのが痛いところ。
ただし、これから北欧諸国に移住を検討している方は、ユーロボーナスを積極的に候補に入れると良いでしょう。
スカンジナビア航空の搭乗でANAマイルが貯まる


ここまでスカンジナビア航空とユーロボーナスについて解説してきました。
日本在住の方にとっては、ユーロボーナスは少し扱いづらいといった印象を持つことでしょう。
ここで登場するのが、ANAのマイレージプログラムです。



ANAの搭乗でユーロボーナスが貯まるように、スカンジナビア航空の搭乗でもANAマイルが貯まる!
スカンジナビア航空の「ユーロボーナス」とANAの「ANAマイレージ」、両者の関係について解説していきます。
- なぜスカンジナビア航空の搭乗でANAマイルが貯まる?
- ユーロボーナスとANAマイルを貯めやすさで比較
- 日本-コペンハーゲン間でどのくらいのマイルが貯まる?
- ANAとスカンジナビア航空、それぞれどんな人にオススメか
なぜスカンジナビア航空の搭乗でANAマイルが貯まる?
なぜスカンジナビア航空の搭乗でANAマイルが貯まるのか。
先述しましたが、スカンジナビア航空とANAは共に、スターアライアンス加盟会社だからです。
スターアライアンス加盟会社は26社もあり、相互にマイルの獲得・利用ができます。
一方、日本を代表するもう1つの航空会社JALはどうでしょうか?
JALもANAと同様、マイレージプログラムがありますが、ワンワールドという航空連合に加盟しています。
よって、スカンジナビア航空の搭乗でJALマイルを貯めることはできません。
ユーロボーナスとANAマイルを貯めやすさで比較
日本在住の場合、ユーロボーナスとANAマイルの貯めやすさはどのくらい違うのか比較していきます。
項目 | ユーロボーナス | ANAマイル |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 無料 |
飛行機のフライト | ◎ | ◎ |
クレジットカード | △ (アメックスカードのみ) | ◎ |
オンラインショッピング | × | 〇 |
提携ホテル | × | 〇 |
レンタカー | × | 〇 |
日本国内でのマイルの貯めやすさは、圧倒的にANAマイルの方が優位です。
日本-コペンハーゲン間でどのくらいのマイルが貯まる?
例えば、スカンジナビア航空日本-コペンハーゲン間の往復でどのくらいのマイルが貯まるのでしょうか?
ユーロボーナスとANAマイルを比較してみましょう。
獲得マイル数と加算率は、突然変更される場合がありますのでご了承ください。
スカンジナビア航空 (日本-コペンハーゲン間) | ユーロボーナス | ANAマイル |
---|---|---|
貯まるマイル (エコノミークラス) | 4,800ポイント | 約7,587マイル (加算率70%) |
往復に必要なマイル (エコノミークラス) | 60,000ポイント | 55,000マイル |
往復に必要なマイル (ビジネスクラス) | 100,000ポイント | 90,000マイル |
ANAの方が圧倒的に貯めやすいことが分かります。
ただしANAにしても、飛行機のフライトだけで航空券と交換するのは、一般の人では厳しいことでしょう。



ANAでも8回も往復しないといけない…
飛行機のフライトだけなく、クレジットカードの利用など、他の貯め方を組み合わせるのが現実的です。
ユーロボーナスとANAマイル、それぞれどんな人にオススメか
最後に、ユーロボーナスとANAマイル、それぞれどんな人にオススメかまとめます。
- 北欧に移住する予定がある人
- スカンジナビア航空の日本-デンマーク間を頻繁に利用する人
- スターアライアンス加盟の航空会社をよく利用する人
- 日本在住の人
- 色々な種類のクレジットカードから選びたい人
- スターアライアンス加盟の航空会社をよく利用する人
日本在住の方は、ANAマイルを貯めるのがオススメです。
すでに航空券を取ってしまっていても、ANAマイルも事後登録できるので、チャンスを逃さず申請をしておきましょう。
まとめ


スカンジナビア航空の特徴とユーロボーナスについて解説してきました。
日本在住者には、ユーロボーナスは少々扱いづらいことでしょう。
そこで登場するのがANAマイルです。
ANAマイルなら、豊富なクレジットカードから好きなものを選べて、様々な方法でマイルを貯めることができます。
当ブログではANAマイルの貯め方をメインに扱っているので、もし興味がありましたら、他の記事もご覧ください。